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パーティ
びかびか光ってぐるぐる回る、ゼリーみたいでイガグリみたいな、そんな世界。 トゲの快感はちょっとだけ僕をかなづちに戻してくれた。 かなづちは輝くゼリーに沈み、トゲのマッサージをうけて眠る。 そんな世界と僕も、明日は水道水と
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思いつくまま
北斎展見に行きたい 蜃気楼見に行きたい 映画見に行きたい ライブ行きたい 演劇見たい 部屋の模様替えしたい 飲みに行きたい どんちゃん騒ぎしたい 丸一日布団の中で過ごしたい 誰にも会わずに1週間暮らしたい 乱歩地獄が見た
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腹立ったら笑え俺を そして腹痛で死ね
最近ふと思う 「僕」はこの肉体をどこか遠くの星の基地から遠隔操作している宇宙人じゃないかとか この肉体の脳に住む寄生虫じゃないかとか 人と向かい合って話している時、意識だけが第三者の位置にいることがある そんなとき、僕は
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ララミー
生まれてからずっと見続けている夢が 明日覚めるかもしれない 今感じていると思っている気持ちは 明日の僕の記憶かもしれない 今日は明日の昨日になれるだろうか わからないから寝るおやすみ
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フレクトネス
大きなねずみが夢に出た。 真っ白な砂漠に横たわる、白地にピンクの巨大なねずみ。 真っ白な砂漠に一人で住んでいる。 迷い込んだ人間を騙す事だけが生きがい。
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クロックダウン
小さい頃、いや中学くらいまで、自分は時間を操る能力を持っていると思っていた。 突然何を言い出すのだと思われるかもしれないが、今でも実際に、僕の周りの「時間の流れ」が速くなる時がある。 「もう一年か、早いな」とか「貴方と出
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スターチャイルズ・ストーンウォー
”今日人類が始めて木星についたよ ピテカントロプスになる日も近づいたんだよ” たまの「さよなら人類」の一節だ。 キューブリックの「2001年宇宙の旅」では、木星に着いた人類はモノリス(=神?)の力でスターチャイルド、つま
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胃腸バイパス
昨日は、これでもかという大盛りのカレーライスを食べた。 終盤はリバースを我慢しながら必死になって食べた。残すのは悔しい。 食べながら、「大食い選手(ギャル曽根という人が有名らしい)の胃はどうなってるんだ」という話になった
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水槽の脳
「水槽の脳」という仮説が哲学の世界に存在することを知った。 今見ているもの、触っているもの、体験することもした記憶も、すべて水槽に浮かんだ脳にぶっ刺した電極を通してコンピュータが操作しているものだという話。 なんてこった