爆音が誘う NEW WORLD 或いはミイハアな僕の奇跡


昨日は、ずっと行きたかった爆音映画祭へ。
名古屋にいた頃、シネマスコーレで福居ショウジン監督自らアンプを操って上映した「ラバーズ・ラバー」以来、ますますこういった「爆音」企画に惹かれていた僕、最終日のこの日の作品が「鉄男」とあっては、行かないわけにはいかないでしょうぜ。
当日券のみということだったので、まあ、普通に入れるでしょうと思いつつも、開場1時間前に吉祥寺バウスシアター到着。
整理番号206番。
なめていた。
200席しか無いはずの会場の最後方に特設された椅子に座ることができたので幸運だったが、僕よりあとに入った人は席と席の間、通路の床に座布団をしいて座るという盛況ぶり。
そしてなんと全く予定外に、「ご飯を食べたついでに寄っただけなんです」と、塚本晋也監督登場。
開演直前、監督が僕の隣りに座るという奇跡。あああ!!
伝説の映画を爆音で、伝説の映画を作り出した伝説の人の隣で見る、爆音で。
トリップ。
なんだかいろんな要素が混じり合ってワケの分からない感情に飲まれそうになりながらも、増幅された鋭い金属音、息使いから感じたこと、鉄男は、爆音上映のための映画じゃないかしら。
きりきりきり、がきん、ばきゅーん。はあ、はあ
上映終了後、早々に立ち去られた監督と、一言ぐらい交わしたかったとミイハアな僕が跳ねながら呟く。ぴよん


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