僕は、Evernote が好きだ。
「脳の拡張」というコンセプトがすごくいい。
重要な情報もくだらない情報も、とにかく何でもつっこんで、いざというとき、ふとしたときに思い出す。
ぼくの場合、昔は手書きのメモ帳がこの役割を果たしていた。
ふっとした思いつきをメモにそのまま書き殴る。
後日それを見直すと、本当にくだらないことが書いてあって辟易するのだけれども、そんな駄文からアイデアが生まれることも多々ある。
Evernote は、Webページをクリップできたり、タグやノートブックで情報を整理できたりする上、iPhone やなんかでどこでもアクセスできるあたりが素敵なので、数年前に手書きメモから移行した。
しかし、僕の脳の拡張としてはひとつ不満点があった。
僕がメモを取る内容があまりにもくだらなすぎて、後から検索することが困難、というか、二度と引っ張り出すことなく、埋もれてしまう情報が多すぎるのだ。
仕方がない。駄文なのだから。
しかし僕みたいな腐れ絵描きにとって、まったく体系化されていない思いつきの記憶が実はすごく重要だったりする。だから、ふとしたときにどうでもいい妄想みたいなもんがボンっと思い出されるとすごく嬉しい。
ああ、Evernote からランダムにノートを選ぶ機能があればな・・・
ということで、つくってみました。AppleScript で。
tell application "Evernote" set query to query string of window 1 set notelist to find notes query set rand to random number from 1 to length of notelist open note window with item rand of notelist end tell
あらかじめEvernoteのメインウインドウが開いていることが条件。
その時点の検索条件に該当するノートのみを対象として選ぶので、タグやノートブックを選択してから実行すると、そのタグがついてるものだけ、とかそのノートブックのなかだけから選んでくれる。
Quicksilver やなんかのランチャに登録すると便利、というか楽しいですよ。
おわー、こんなこと書いたなー。書いたっけ?ええ!?ハズカシー!
みたいな驚きが得られることうけあいです。
いやしかし、普段と相当色の違う記事を書いてしまった。