ぼうえんきょう

普段は忘れてしまっている人が,夢に出てきて思い出す,ということがよくある.
特に中学の同級生.
記憶の整理の過程で,捨てるべからずと判断されたという事なのか.
例えばこんな夢
何処かのショッピングモールを中学の同級生Aと2人で歩いている.
通路のベンチに座っている人々を眺めていると,そのうちの一人(女)の顔がAとは別の,中学の同級生B(男)にそっくりで驚く.
驚いただけで特に反応もしなかったが,Aもそれに気づいたらしい.露骨な反応をしだした.
そしてニヤニヤしながら僕に
「ちょっと,お前あれ!」
Aより先に気づいていた事はこの際主張せず,さもAによって気づかされたふりで「うわ!Bだwwwww」と大げさに答えてみる.
2人で盛り上がっていると,さらに他の同級生C(男)が現れた.
僕はCが苦手だったけど,久しぶりに会ったのだし今なら打ち解けられると思い,彼にBそっくりな女の存在を教えてみる.
「ほら!」
Cは
「おお!」
と、嬉しそうにBそっくりな女性に近づいて行く.
女性の隣まで近づいたCは,女性に何やら話している.
どうやら「あそこの2人組が,あなたを見て笑っていますよ」
と告げ口をしているようだ.
怒った女性がすごい形相でこちらに歩いてくる.
僕は怖くなってその場に固まってしまったが,彼女がある程度近づくと,それはBにそっくりな女性から僕の初恋の人Dに変わっていた.
結局僕等の目が悪かっただけらしい.Dも怒ってはいないようだ.
4人で天体望遠鏡を見に行った.
CとDは共通の話題があるらしく,楽しそうに話している.
僕は話に入れないので,たくさんある天体望遠鏡のなかで,太陽を見るためのものを覗いた.
でも目が焼けるのが怖かったので,太陽にレンズを合わせる前に目を離した.


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