「博士の異常な愛情」のポスターを剥がしたら、壁紙が破れて親指大の穴が開いた。
真っ白な壁面のちょうど真ん中あたりにぽっこりと、内側の灰色が露出している様を視界の隅にふと捉えた瞬間、嗚呼!蜘蛛かゴキブリかあわわ!と狼狽え、ああ、ちがったよかった、と胸をなで下ろすという無駄な脳内やり取りをくりかえしている。
最近では単なる壁紙の穴であるソイツが異常な存在感を発揮し、蠅の亡霊のごとく毎晩僕に話しかけるのである。
ところで、これほどの存在感を有する「壁紙の穴」は、”存在”するか否か。
眠れないのでぼーっと漫才を見ている。
いとし・こいしになりたい。
今日の中毒動画
どれくらいの敷金払ってるかしらないけど
穴埋めないと
壁紙一枚分の値段引かれるからね。笑
発泡スチロールとパテで埋めれば安上がりだお。
うむー
でもこの壁はすでになんだか得体のしれない染みとかがついてるのでどっちにしろ剥がされると思う。
ぺらっぺらの壁紙だけど、パテで埋めるの??
そうだよね。
そんなにきれいに使ってる訳ないもんね。
むしろ、どうだと言わんばかりに
何もしないのが面倒臭くなくていいよね。